三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

司馬晋の諸侯王一覧

司馬晋の諸侯王一覧


 八達編、宣文帝編、武帝編、東晋編の4つがあります。
 またオマケにこれまでに作った東漢〜三国の諸侯一覧もまとめました。
 しかしなにせ諸侯の数も多いわ、両晋の期間も長いわ、一方で1年未満の諸侯もいるわなど、大変複雑でしたので少し正確でない箇所もあるかもしれません。目安として、参考に使っていただければ幸いです。


 作ってみた感想なんですけど、ボリューム的に八達系が、特に八王を輩出した司馬孚と司馬馗がすごいですね。東晋でも継続してますし。反して盛り塩プレイで有名な司馬炎は、なんだかんだ有力な諸王と限るとそんなに多くはないんですね。一番作っていて楽でした。
 それと当たり前ですが、永嘉の乱の凄まじさを改めて感じました。表では赤線を引いたところが永嘉五年なんですけど、これを跨いで江南に渡れた王は一握りでした。表4の東晋編はその辺を、東晋代の諸侯を永嘉以前まで遡ってまとめたんですが、これを見ると純粋に永嘉を乗り越えられたのは彭城王・汝南王・西陽王・南頓王・淮陵王・琅邪王のみです。司馬炎系統の諸王はこの時点で全滅。
 さらにそのうち、江南定着までのゴタゴタや桓玄や劉裕たちにも負けず、列伝に「宋受禪,國除」と書いてもらえた王様となると彭城王(司馬馗系)と汝南王(司馬亮系)だけです。
 まさしく中世の暗黒時代というところでしょうか。