三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

三国志blog of the Apr

 4月に更新された三国志ブログさんで興味深かった記事を集めました。ヽ(・ω・)/


「エドガー・アラン・ポーと捜神記」-雲子春秋(4/3)

 『捜神記』の一篇が、ポーの『早すぎた埋葬』ととても似ているという話。
 かたや4世紀の東晋、かたや19世紀のフランス。比較文学…ということになるのでしょうか。かなり難しいでしょうし単純には結びつかないと思いますけど、なんかしらの両者の繋がりが分かれば面白いですね…。
 あ、晋とフランスの繋がりと言えば、晋の恵帝とマリー・アントワネットの「パンがなければ」発言、ってのも前から気になってるんですけど、あれはどうなったのでしょうか。

「後漢皇帝の廟号」-てぃーえすのワードパッド(4/17)

 後漢皇帝の廟号の一覧と、そして献帝初年にそれらが廃止されて光武帝・明帝・章帝の一祖二宗のみが不毀廟とされたという記事。さすがは蔡邕です。
 天子の廟制はすごい気になっているんですけど、なかなか勉強できなくて(´Д`)
 たしか前漢の廟制は王莽で決定したんですっけ…?

「江戸時代の「三国志」」-三国志漂流(4/18)

 言わずと知れたUSHISUKEさんのブログが久しぶりに更新!
 テーマは近世日本における「三国志」、しかも『通俗三国志』以外の「三国志とのことです。
 これも大変興味のある分野です。僕も近世〜近代日本の「三国志」受容は気になっていましたが、この近世については『通俗三国志』以上に突っ込んで調べることができませんでした。なので今後の更新がとても楽しみです。
 僕の抱いているイメージとしては、やはり『通俗三国志』がこの時代の三国志メディアの中心にあり、そこから歌舞伎なり洒落本なりに発展・展開していったかたちかなと思っています。なので、こちらで取り上げられる「『通俗三国志』外の三国志」たちが、『通俗三国志』とどう関連するのか、注目しながら読ませていただきたいと思います。

「楚簡に『左伝』が」-枕流亭ブログ(4/26)

 いつもタイムリーな中国史学状況を更新されている枕流亭さんより、びっくりなニュースが!
 「楚簡(戦国末の資料)の内容と現行の『左伝』の内容とは完全に一致している」ですって奥さん! ネェ(ノ゚д゚(゚д゚ )アラヤダ
 最近の経典研究は出土資料によってどんどん明らかにされてきていると聞き及んでいましたけど、これは今後の結果が気になります。
 劉歆は、本当に壁の中から見つけてきたのでしょうか。