蹋頓の読み方
前々からこの「蹋頓」の読み方がわからなかったんです。
wikipediaでは「トウトン」
『蒼天航路』では「トウトツ」
『秘本三国志』も「トウトン」
三国志大戦でも「トウトン」
ちなみに僕は「ボクトツ」と呼んでました。たぶんこれが一番正しいと正しいと思います。
それがこないだの授業でふと、その読み方が『漢書』か『後漢書』の注にあると話題に出たので、メモがわりに調べときました。
異為人謙退不伐、……軍中號曰大樹將軍。……又降匈奴于林闟頓王、因從平河北。
【李注】匈奴王號。山陽公載記、頓字作碓。前書音義、闟音蹋、頓音碓。
―『後漢書』列伝七 馮異伝
「大樹将軍」馮異が降伏させた匈奴の于林闟頓王について、『漢書音義』が「闟の音は"蹋"、頓の音は"碓"」と説明しています。
碓の音は「タイ」、ピンインで「dui4」。
となれば、蹋頓は「トウタイ」と読むべきなのでしょうか。