關聖帝君の䖝袍
旧暦6月24日は全世界的に――...異説もありますけど、関羽の誕生日です。
玄紱看其人、身長九尺、髯長二尺、面如重棗、脣若塗脂、丹鳳眼、臥蠶眉、相貌堂堂、威風凜凜。玄紱就邀他同坐、叩其姓名。其人曰、吾姓關、名羽、字壽長、後改雲長、河東解良人也。
――『三国志演義』第一回
ご存じ関羽と言えば、長い髯、赤い顔、鳳眼と呼ばれる細い目、臥蚕眉というしっかりとした眉、そして青龍刀を提げ、春秋を読み、赤兎馬に跨る、というお決まりのカタチが定着しています。
でも実はもうひとつ、意外に知られていない関帝のキーワードがあるっぽい、ってことに最近気づきました。
忽門外一人、面如重棗、丹鳳眼、臥蠶眉、飄三縷美髯、䖝袍金鎧、按劍而入。璋見是關公顯聖、大叫一聲、神魂驚散。
――『三国志演義』第八十三回
看看至近、只見雲霧之中、隱隱有一大將、面如重棗、眉若臥蠶、䖝袍金鎧、提青龍刀、騎赤兔馬、手綽美髯、分明認得是父親關公。
――『三国志演義』第九十四回
漢國功臣苗裔、三分良將玄孫。繡旗飄掛動天兵、金甲䖝袍相稱。赤兔馬騰騰紫霞、青龍刀凜凜寒冰。蒲東郡內產豪英、義勇大刀關勝。
――『水滸伝』第六十四回
有臨江仙為證、眉似臥蠶丹鳳眼、面如重棗通紅。鋼刀偃月舞青龍、戰袍穿䖝錦、美號是髯公。一片丹心懸日月、扶劉佐漢成功。神靈千古播英風、馘魔稱上將、護國顯神通。這尊神正是義勇武安王馘魔上將關聖。
――『平妖伝』第十五回
隨入場、倦在號簷中假寐。見有偉丈夫掀其號簾、長髯䖝袍、乃關帝也。
――『子不語』巻四
䖝袍金鎧、とくに緑色の戦袍です。
お近くに関帝像がある方はぜひ確かめてみてください。
きっと、緑色の装束をまとっているはず。