三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『十二国記』に登場した『山海経』の妖獣

一年くらい前からずっと下書きに保存されていた記事です。(´・ω・`) そのうちちゃんと書ききろうと思っていたんですけど、面倒くさくなったのでぶっぱなしました。(´・ω・`) 【鹿蜀】 又東三百七十里,曰杻陽之山,…有獸焉,其狀如馬而白首,其文如虎而赤尾,其…

「諸葛亮にして死せざりせば」補足

先日こちらで記事にした架空三国志物語「諸葛亮にして死せざりせば」について。 作者は清朝雍正帝から乾隆帝期の夏綸という人。この人に「南陽楽」という戯曲があるのですが、その粗筋を久保天随が『新訳演義三国志』の付録として載せています。これが「諸葛…

『吉川三国志』のために

最近の検索ワードを見ていたら何やら吉川三国志の古い版本に関する単語がやけに目立ちまして、おそらく同じ方なのでしょうか?随分珍しいことを検索されているなと思いましたが・・・もしまだうちのブログをご覧でしたら、自分の分かる範囲で書ければと思い…

諸葛亮にして死せざりせば

先日京都に遊んだおり、「諸葛亮にして死せざりせば」と題する短篇が古い一冊の書物に収録されているのを発見しました。読んでみると、まさしく三国時代の戦争について記してあり、諸葛孔明の五丈原以降に関するすべての記述が、『三国志演義』と異なってい…