三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

益州益州郡

こちらのコメントにも同じことを書いていますけど! 「てぃーえすのワードパッド」劉巴を殺そうとした人 自分、益州って名前の郡が益州にあることを初めて知りました! T_Sさんと雲子さんが"益州太守""益州郡"言ってるのを見て、え、なに・・・?と思いまし…

呉蜀の領土協定と封建

(黄龍元年)六月,蜀遣衞尉陳震慶權踐位。權乃參分天下,豫、青、徐、幽屬呉,兗、冀、并、涼屬蜀。其司州之土,以函谷關為界,造為盟曰… (『三国志』呉主伝) 孫権が即位したことで呉蜀は盟を改め、その中でお互いの(将来魏を滅ぼしたと仮定しての)領有を、呉…

蕭常撰『続後漢書』目録

何度か触れました、南宋蕭常による『続後漢書』の目録です。 おまけで作ったもんです。 蕭氏『続後漢書』目録 だいぶ、『三国志』に対してフリーダムですね。 最大の特徴は、表の二巻と、呉魏の載記ですね(もちろん本紀も)。 なお前回と同じように、 黒字・…

関羽の諡号"忠義侯"

先日の記事の捕捉になりますが、関羽の諡号が郝氏『続後漢書』(以下『郝経』)で"忠義"だったことについて。 ツイッターで教えていただいたところによりますと、もともとの『郝経』ではおそらく『三国志』と同じ荘繆侯(あるいは荘穆侯)だったものと思われます…

『続後漢書』関羽伝を本文校合 ver1.02

『続後漢書』の詳細につきましてはグーグル先生にどうぞ。ぼくも成立背景や性格などよくわかりませんで、その辺がまとまったモノがあればなと思う今日この頃です。 基本的に『三国志』のコピペなので面白みは少ないですけど、よろしければどうぞおひとつ。 …

郝経『続後漢書』目録

『続後漢書』 ぱっと見、謝承や袁宏などたくさんある後漢時代史のうちの一冊のように思えますが、扱ってるのは三国時代。『続漢書』と紛らわしい。 三国時代を扱っていながら大変マイナーな史書で、ネットを引いてもびっくりするほどヒットしません。 この本…

新王朝代の趙王

センセーショナルなタイトルをつけんとす。 王郎を担ぎあげ、河北で光武帝と凌ぎを削った、自称趙王 劉林にまつわる与太話です。 彼の肩書の怪しさについては、やる夫さんとこにも書いてありましたのでぼくもそうらしいってことは知ってました。 詳しくは、…