三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

關帝信仰における周倉のはじまり

1909年、西夏国の遺跡カラホト(黒城)が発見された際に出土したという、金代の関羽画であります。『三国志演義』や『三国志平話』よりも古い、現存最古の関羽像と言われています。しかしながら関羽の鬚や青龍刀という、現在の関羽像に通じるアイテムが…

匈奴の仏像と三国時代の仏教

其の明年春、漢は驃騎將軍去病をして萬騎を將ゐ隴西に出でさしむ。焉支山を過り千餘里、匈奴を擊ち、胡の首虜萬八千餘級を得、破りて休屠王の天を祭るの金人を得る。 ―『史記』匈奴伝 去病の侯たること三歲、元狩二年春、票騎將軍と為り、萬騎を將ゐ隴西に出…

范曄『後漢書』と「党錮伝」

以前にひろおさんに教えていただいた話を、改めて自分用にまとめました。 尹勳、字伯元、河南鞏人也。家世衣冠。伯父睦為司徒、兄頌為太尉、宗族多居貴位者、而勳獨持清操、不以地埶尚人。州郡連辟、察孝廉、三遷邯鄲令、政有異迹。後舉高第、五遷尚書令。及…

『吉川三国志』研究、参考文献目録

学部の頃に国文学を専攻して以来、大学院で中国学をやっている今も、『吉川三国志』を読み解こうと(本来のテーマとは別に)ちょっとアプローチを続けていました。せっかくなので、今まで使ってきた参考文献の目録をアップします。 僕はもっぱら「三国志」の…

牛氏と東晋元帝にまつわる正史記事

先日の雲子さんの牛金毒殺の記事から、twitterで派生した話題に関連しまして、「東晋元帝は牛氏の出身である」という説話が正史資料でいかなる変遷をたどっていたか、資料の成立順にまとめてみました。 ○王隠『晋書』(『太平御覧』巻七六一引) 宣帝 既に公…