三国与太噺 season3

『三国志演義』や、吉川英治『三国志』や、日本の関帝廟なんかに興味があります。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

羅貫中の呪い

羅子撰水滸、而三世生唖児、紫媛著源語、而一旦堕悪趣者、蓋爲業所偪耳。 羅貫中は『水滸伝』を書いて、そのために子孫三代口のきけない子が生まれ、紫式部は『源氏物語』をあらわして、そのために一度は地獄に墜ちたというが、それはおそらく自業自得という…

張飛の蛇矛

前半は、上原究一さんの論文「丈八蛇矛の曲がりばな ―張飛像形成過程続考―」(『三国志研究』七、2012)に依っています。後半の日本の話は袴田の独自調査です。 張飛の蛇矛についてはネットだとずいぶん違ったことが書かれているので、自分の知っている…

『通俗三国志』の回題に見る三国志観

別の用事で『通俗三国志』の目次をぼーっと見てたところ、ちょっと面白いことを知りました。 三国与太噺 ‐『通俗三国志』目次(付李卓吾本) いわずもがな、『通俗三国志』は李卓吾本『三国志演義』を底本として翻訳したものですから、当然ながら目次の回題…

前漢の六代目皇帝はだれ?

名古屋大学入試の世界史で出題ミスがあったとのニュースになってます。 記事によれば以下の通り。ウワサによると「第六代皇帝の○○は〜」みたいな穴埋め形式だったらしいです。 名古屋大が2月25日に実施した入学試験(前期日程)の世界史で出題ミスがあっ…