張華『博物誌』の女国
こないだの漢文訓読会の時に、こちらの『博物誌』訳を見ててみっけたのですけど、
海中に一つの国があり、女性だけで、男性は住んでいない。聞くところによれば、布衣を纏って現れ、海中から浮き上がって来ると、衣服の腰回りは中肉中背の人の衣服と同じであったが、衣服の両袖の長さがなんと三丈に達すると言う人もいる。又、一艘の破船が現れて、波とともに漂流して海岸に着いたが、船には首の後ろ側にもう一つの顔がある人がいた、という人もいる。彼を生け捕りにした後に、話をしても、言葉が通じなかった。彼は食事をしようとしないので、すぐに餓死してしまった。これらの怪人の生活する場所は沃沮の東に在る大海の中である。
これはどう見ても、この記事で紹介した、『三国志』に書かれてる八丈島沃沮の女国ですよ!
耆老に曰く、海中に国があり、女だけで男は無い。また言うには、海で布衣が発見され、その背丈は中国人の衣のようであったが、ただ両袖が三丈もあった。また破船が波に随って海岸に現れたが、"うなじ"の中に顔がある人がいた。生け捕りにしたが、言葉は相通じず、食事をせずに死んでしまった。それらは皆、沃沮の東の大海にある。
そしてそれぞれの原文を比較してみるに、ほぼ一言一句違わず、全く一致しています。
パクリだ!こいつ陳寿をパクってる!(゚Д゚;≡;゚Д゚)
えっ...なに?
・・・師匠? だれが?
張華?